田辺市議会 2019-07-05
令和元年第2回定例会(第5号 7月 5日)
議案第5号は、
委員長の
報告のとおり可決することに
異議ありませんか。
(「
異議なし」の声あり)
○
議長(
安達克典君)
異議なしと認めます。
よって、2定
議案第5号は、可決いたしました。
◎
日程第23 2定
報告第5号 平成30
年度田辺市
土地開発公社の事業の計画の変更についてから
日程第24 2定
報告第6号 平成30
年度田辺市
土地開発公社の
事業報告及び決算報
告についてまで一括上程
○
議長(
安達克典君) 続いて、
日程第23 2定
報告第5号 平成30
年度田辺市
土地開発公社の事業の計画の変更について及び
日程第24 2定
報告第6号 平成30
年度田辺市
土地開発公社の
事業報告及び
決算報告について、以上2件を一括上程いたします。
ただいま上程いたしました報告案件2件については、過日、既に当局の説明が終了しておりますので、これより質疑を行います。
まず、2定
報告第5号 平成30
年度田辺市
土地開発公社の事業の計画の変更について、質疑に入ります。
議案書90ページから92ページまでです。
質疑はありませんか。
(「なし」の声あり)
○
議長(
安達克典君) 質疑なしと認めます。
2定報告第5号は、以上で終わります。
続いて、2定
報告第6号 平成30
年度田辺市
土地開発公社の
事業報告及び
決算報告について、質疑に入ります。
議案書93ページから105ページまでです。
質疑はありませんか
(「なし」の声あり)
○
議長(
安達克典君) 質疑なしと認めます。
2定
報告第6号は、以上で終わります。
◎
日程第25 2定発議第1号
米軍基地負担の軽減を求める
意見書の提出について上程
○
議長(
安達克典君) 続いて、
日程第25 2定発議第1号
米軍基地負担の軽減を求める
意見書の提出についてを上程いたします。
提出者の説明を求めます。
12番、尾花 功君。
(12番 尾花 功君 登壇)
○12番(尾花 功君) 2定発議第1号
米軍基地負担の軽減を求める
意見書の提出について。
標記について、
田辺市
議会会議規則第14条第1項の
規定により次のとおり提出する。
令和元年7月5日。
提出者は、私、尾花 功。賛成者は、橘
議員、髙田
議員、小川
議員、中本
議員、安達幸治
議員、川﨑
議員です。
提案理由については、本文を朗読することにかえさせていただきます。
米軍基地負担の軽減を求める
意見書。
日米安全保障体制は、国民の生命、財産や領土、領海等を守るために重要であるが、米軍基地の存在が航空機騒音、米軍人等による事件・事故、環境問題等により基地周辺住民の安全安心を脅かし、基地所在自治体に過大な負担を強いている側面がある。
全国的に米軍基地の整理、縮小、返還が進んでいるものの、沖縄県における米軍専用施設の基地面積割合は全国の7割を占め、依然として極めて高い。
日米地位協定は、締結以来一度も改定されておらず、補足協定等により運用改善が図られているものの、国内法の適用や自治体の基地立ち入り権がないなど、我が国にとって、依然として十分とは言えない。
米軍基地は、防衛に関する事項であることは十分認識しつつも、各自治体住民の生活に直結する重要な問題であることから、何よりも国民の理解が必要であり、国におかれては、国民の生命、財産や領土、領海等を守る立場からも、以下の事項について積極的に取り組むべきである。
1、米軍機による低空飛行訓練等については、国の責任で騒音測定器をふやすなど必要な実態調査を行うとともに、訓練ルートや訓練が行われる時期について速やかな事前情報提供を必ず行い、関係自治体や地域住民の不安を払拭した上で実施されるよう、十分な配慮を行うこと。
2、日米地位協定を抜本的に見直し、航空法や環境法令などの国内法を原則として米軍にも適用させることや、事件・事故時の自治体職員の迅速かつ円滑な立ち入りの保障などを明記すること。
3、米軍人等による事件・事故に対し、具体的かつ実効的な防止策を提示し、継続的に取り組みを進めること。また、飛行場周辺における航空機騒音規制措置については、周辺住民の実質的な負担軽減が図られるための運用を行うとともに、同措置の実施に伴う効果について検証を行うこと。
4、施設ごとに必要性や使用状況等を点検した上で、基地の整理、縮小、返還を積極的に促進すること。
以上、
地方自治法第99条の
規定により
意見書を提出する。
令和元年7月5日。
意見書の提出先は、内閣総理大臣、外務大臣、防衛大臣、内閣官房長官、衆議院
議長、参議院
議長。
以上です。御審議よろしく
お願いします。
(12番 尾花 功君 降壇)
○
議長(
安達克典君)
提出者の説明が終了しました。
これより質疑に入ります。
質疑はありませんか。
(「質疑なし」の声あり)
○
議長(
安達克典君) 質疑なしと認めます。
お諮りいたします。
本件については、
会議規則第37条第3項の
規定により
委員会の付託を省略することにいたします。
これに
異議ありませんか。
(「
異議なし」の声あり)
○
議長(
安達克典君)
異議なしと認めます。
よって、2定発議第1号については、
委員会の付託を省略することに決しました。
これより討論に入ります。
討論はありませんか。
(「討論あり」の声あり)
○
議長(
安達克典君) 討論があるようなので、この場合、原案に対する反対討論の発言を許可いたします。
反対討論の発言はありませんか。
(「なし」の声あり)
○
議長(
安達克典君) 続いて、原案に対する賛成討論の発言を許可いたします。
賛成討論の発言はありませんか。
5番、
川﨑五一君。
(5番
川﨑五一君 登壇)
○5番(
川﨑五一君)
意見書の採択に賛成の立場から討論を行います。
要望項目の前文や2項目めにもありますが、日米地位協定には多くの問題点があります。近年は余り行われなくなりましたが、米軍機による低空飛行訓練は、中辺路町や龍神村上空がコースとなっており、突然空気をつんざくような爆音とともに米軍機が頭上を横切るということが幾度となく行われてきました。その爆音に驚いてけがをした住民もありましたし、牛や鶏などの家畜が驚いて産卵や繁殖に悪影響が出たこともありました。
こうした低空飛行訓練では、アメリカ国内では禁止されています。それは、騒音によって、人間のみならず野生動物も含め悪影響が出ることをアメリカ自身が認めているからです。日本人の扱いは、アメリカ国内の野生動物以下です。そんな低空飛行訓練を日本国内では我が物顔で実施するという傍若無人な行動を認めているのも日米地位協定があるからです。
日本は敗戦国だから仕方ないという人もいますが、同じく敗戦国であるドイツとアメリカの協定には、米兵の犯罪をドイツ政府が裁くということが明記されていますが日本ではされていません。ドイツやイタリアでは、施設の管理権は受け入れ国側にあると明記されていますが、日本ではそうではありません。
日米地位協定は諸外国の協定に比べて極めて不公平な協定となっています。こうした不公平な協定ですが、条文の改定は制定された1960年以来一度も行われていません。韓国では2度、イタリアやドイツでも冷戦終結とともに大きく改定されました。フィリピンでは、世論を背景に米軍撤退とともに協定が撤廃されました。我が国においてもこうした不公平な協定は見直し、国民の負担軽減に努めるべきであることを主張して賛成討論とします。
(5番
川﨑五一君 降壇)
○
議長(
安達克典君) 他に討論はありませんか。
(「なし」の声あり)
○
議長(
安達克典君) それでは、これをもって討論を終結します。
それではお諮りいたします。
2定発議第1号は原案のとおり可決することに
異議ありませんか。
(「
異議なし」の声あり)
○
議長(
安達克典君)
異議なしと認めます。
よって2定発議第1号は、原案のとおり可決しました。
◎
日程第26
議員派遣の件について
○
議長(
安達克典君) 続いて、
日程第26
議員派遣の件についてを議題とします。
お諮りいたします。
本件については、
地方自治法第100条第13項及び
会議規則第168条の
規定により、お手元に配付の
議員派遣の件のとおり、
議員を派遣したいと思います。
これに
異議ありませんか
(「
異議なし」の声あり)
○
議長(
安達克典君)
異議なしと認めます。
よって、さよう決しました。
なお、この際お諮りいたします。
ただいま議決されました派遣期間等議決事項について、諸般の事情により変更がある場合は、
議長に一任願いたいと思います。
これに
異議ありませんか。
(「
異議なし」の声あり)
○
議長(
安達克典君)
異議なしと認めます。
よって、さよう決しました。
◎
日程第27
委員会の
継続審査について
○
議長(
安達克典君) 続いて、
日程第27
委員会の
継続審査についてを議題といたします。
この場合、閉会中の
委員会の
継続審査について
報告いたします。
各常任
委員会、
議会運営
委員会及び特別
委員会の
委員長から、目下
委員会において審査または調査中であります、お手元に配付の申し出事件一覧表に記載のとおりの事件について、
会議規則第112条の
規定により、閉会中も審査または調査を継続いたしたい旨の申し出があります。
それでは、ただいま
報告いたしました
委員会の
継続審査についてお諮りいたします。
各
委員長から申し出のとおり、それぞれの
委員会において閉会中も審査または調査を継続することに
異議ありませんか。
(「
異議なし」の声あり)
○
議長(
安達克典君)
異議なしと認めます。
よって、各
委員長から申し出のとおり、それぞれの
委員会において閉会中も審査または調査を継続することに決しました。
以上をもって、本
定例会に付議されました
議案は、全て議了いたしました。
他に発言、その他ありませんか。
(「なし」の声あり)
◎
市長閉会の挨拶
○
議長(
安達克典君) それでは、
市長から閉会に当たっての挨拶のため、発言を求められておりますのでこれを許可します。
市長、
真砂充敏君。
(
市長 真砂充敏君 登壇)
○
市長(
真砂充敏君)
令和元年第2回
田辺市議会定例会の閉会に当たり、一言御挨拶を申し上げます。
去る6月14日に開会した本
定例会も、
議員各位の御理解と御協力をいただく中、本日、無事最終日を迎えることができました。本
定例会におきましては、条例の一部改正を初め、一般会計の補正予算案など、さまざまな
議案を提出させていただきましたが、
議員各位におかれましては、終始にわたり慎重なる御審議をいただき、それぞれ原案のとおり御賛同を賜りましたことに厚くお礼を申し上げます。
早いもので、明後日には、二十四節気の一つである小暑を迎えます。暦の上ではそろそろ梅雨が明けるころとされておりますが、本年は太平洋側の高気圧の張り出しが弱く、梅雨前線が南の海上で停滞した状態が続いた影響で、近畿地方の梅雨入りは平年より19日も遅い6月26日と、昭和26年の統計開始以来最も遅い記録となりました。去る1日には、
田辺扇ヶ浜海水浴場の海開きが行われたところですが、梅雨明けはもう少し先になりそうです。
一方で、昨年の6月20日には24時間降水量が317ミリという、当地における6月としての観測史上最大雨量を記録したように、本格的な暑さへと向かうこの時季は、災害級の大雨の恐れがありますので、市といたしましても自然災害に対する備えの重要性についていま一度再認識するとともに、準備への対応を行ってまいりたいと思います。
そのような中、このほど、政府においては
令和元年版防災白書が閣議決定され、国会に
報告されました。
今
議会の一般質問におきましても、防災対策や防災計画等に関連する御質問をいただきましたが、防災白書では、ブロック塀倒壊による痛ましい死亡事故が発生した大阪府北部地震や、死者・行方不明者245名と甚大な被害となった平成30年7月豪雨、53地点で観測史上最大の風速を更新し、倒木等により長期間の停電に見舞われた平成30年台風21号、さらに戦後の電力体制では初めて大規模停電、ブラックアウトが発生した平成30年北海道胆振東部地震など、昨年一年間に連続して発生した大災害について特集するとともに、これらを契機として、今後、政府一丸となって取り組むべき防災、減災について詳しく記述しています。
また、このような甚大な災害の発生時には、事前からの備えに加え、国民全体でみずからの命はみずからが守るという意識を持った防災意識社会を構築していくことが重要であると指摘しており、防災白書では特に東日本大震災以降に高まりつつある自助・共助の重要性にも言及しています。
内閣府が実施した世論調査結果によれば、自助・共助・公助のうち重点を置くべき防災対策としては、平成14年調査時には公助に重点を置くべきと考えている方の割合は24.9%であったのに対し、平成29年調査時では公助は6.2%に減少する一方、自助・共助は平成14年の32.6%から64.3%に倍増し、公助よりも自助・共助に重点を置くべきとする方の割合が高まっており、市民と行政がそれぞれの役割を果たし協働することで、地域防災力を高めてこそ防災に強いまちが生まれるという、本市の防災対策に相通じるものがあります。
しかしながら、先月18日に最大震度6強を記録した新潟・山形地震では、その直後に津波注意報が発令されたものの、予想される津波の高さが1メートルであったことなどからか、多くの方が避難行動をとらなかったと聞いております。1メートルの津波に飲み込まれると木造家屋に被害が及び、人間はいとも簡単に押し流されてしまうにもかかわらず、まさに命にかかわる危機が迫っているということが認識されておらず、こうした津波に対する誤った認識への警鐘や、みずからの命はみずからが守るという意識の醸成も急務となっております。
当地におきましても、風水害や土砂災害などのさまざまな自然災害を初め、南海トラフ巨大地震がいつ発生してもおかしくないと言われる中、自助・共助・公助それぞれの立場からの防災及び減災対策について、市民の皆様と一丸となり、災害に強いまちづくりを引き続き推し進めてまいりますので、
議員各位におかれましても、今後ともなお一層の御尽力、御協力を賜りますよう
お願い申し上げまして、閉会に当たっての御挨拶とさせていただきます。
(
市長 真砂充敏君 降壇)
◎
議長閉会の挨拶
○
議長(
安達克典君)
令和元年6月
定例会の閉会に当たり、私からも一言、御挨拶を申し上げます。
令和最初の本
定例会は、去る6月14日開会以来、本日まで
議員各位には、
議案の審議等に御精励され、また、
議会運営に当たりましても特段の御理解と御協力を賜り、本日全ての
議案を議了し、ここに閉会の運びとなりました。
この間、正副
議長の
選挙及び
議会運営
委員会や各常任
委員会の正副
委員長の選任など、新たな
議会体制となりました。
そうした中で、
議員各位からの意見、質問等活発な議論が展開され、
議員それぞれが市政全般にわたって課題解決のために全力を傾注され、御尽力をいただきました。
議長として心から敬意を表し、御協力に深く感謝を申し上げます。
また、
市長初め当局の皆様には、審議の間、さまざまな対応をいただきましたことに敬意を表しますとともに、本
会議並びに
委員会において、
議員各位から出されました意見、要望等については、今後十分配慮の上執行を
お願い申し上げます。
また、今
定例会におきまして、退任されました小川前
議長、市橋前副
議長、各
委員会の正副
委員長を退任されました
議員におかれましては、在任中の御苦労に対し、本席をおかりいたしまして深く敬意を表します。本当に御苦労さまでございました。
さて、私、このたび名誉ある
田辺市
議会議長に就任させていただきました。
議員各位の御協力をいただきながら、円滑な
議会運営に努めるとともに、市民から信頼していただける開かれた
議会となるよう、誠心誠意、全力を挙げて職責を全うする所存でございますので、今後とも御指導と御鞭撻を賜りますよう、よろしく
お願い申し上げます。
また、来る7月21日には、第25回参議院
議員通常
選挙が行われます。本日から、期日前投票が始まっていますが、
田辺市や和歌山県、日本の将来のため、棄権することなく、あすにつながる一票を投票していただくよう強く期待しております。
また、7月18日には、
田辺市において第26回全国森林環境税創設促進
議員連盟の定期総会が開催されます。今回の定期総会は、森林環境税及び森林環境譲与税の制度化を祝うとともに、着実に制度をスタートさせるための総会であり、我が
田辺市
議会は、長年副会長としてこの活動を推進してきたところです。
議員の皆様の参加をよろしく
お願いします。
これから暑さも厳しくなってまいりますが、
議員並びに当局各位には、なお一層御自愛を賜り、市政発展と市民福祉の向上のために御活躍いただきますようお祈り申し上げます。
最後になりましたが、報道関係各位の御協力にお礼を申し上げまして、閉会の御挨拶といたします。ありがとうございました。
閉 会
○
議長(
安達克典君) それでは、これをもって、
令和元年6月14日招集の
令和元年第2回
田辺市議会定例会を閉会いたします。ありがとうございました。
(午後 2時10分)
地方自治法第123条第2項の
規定により署名する。
令和元年7月5日
議 長 安 達 克 典
議 員 福 榮 浩 義
議 員 髙 田 盛 行
議 員 北 田 健 治...